せめて、人間らしく

5k本先送りで未入金、評価見てみたらマイナス6持ちの300でびびった事件があった。名前はとりあえず日本人っぽい。中国人だったら終わりだった。本当に危ない。ヤフオクでは狂った日本人の落札者と普通の中国人は同格に扱う方がいい。宛先が朝鮮総督府だったものは督促1号便を送った翌日に垢抹消していた。100円の本がそんなに欲しいのなら喜んで献上致す。今回の日本人にも、日本人なら軽く不快になるダーティ慇懃無礼な督促を送信する。返事が来た。相変わらず振込予定日を連絡しない。こいつは限りなく黒に近いグレーだ。テレビでやっていたヤラセチョンバレの通販ゴロ特集の横領犯のモザイクのかかった顔を思い浮かべて対応する。

そうこうしていると、隣の不法滞在野郎が帰宅なすった。オンナを連れ込み、奴らはいそいそと玄関と窓を開け、おもむろににんにくなどを炒め出す。マンション中がエスニックな香りにつつまれ、概ね日本料理及び日本人の口に合うように改良された中国料理では嗅ぐことのないなんらかの肉のようなものの匂いがあたりを包み込む。それらはまるで彼らの領土支配権のようなものを暗に主張するかのように全てのものを包み込む。黙ってはいられない。まずようつべから進軍ラッパ突撃開始の音源を探しだし大音量で流す。続いてituneで鶴田浩二imacからは「大東亜戦争と国際裁判」が放映され(日本が米に極東軍事裁判でケチョンケチョンに叩きのめされるやつ)、ダメ押しに鳥肌実とザビが同時進行で演説を始め、諸君の愛してくれたガルマ・ザビが死んだのは何故なのかを問う勢いに乗って壁をガンガン蹴ると、そっと静かに玄関は閉められた。それが私の完全勝利を意味するのであった。

その夜、日付が変わり一刻が経つ頃だった。ベランダの方から音が聞こえてくる。ガラッ…ガラガラガラッ…ピッ!ピッピッピッ!どさどさどさ。ピッ!ピッピッピッ!これが俗に言う中華深夜おかまいなし洗濯機大作戦である。そもそも彼らはどうして嫌日なのに日本に来るのかさっぱり理解できない。2Fにいた中国人は「日本にいても仕事がない」といって帰国した。4Fにいた中国人は総菜屋になった。横にいる中国人は深夜25時に洗濯機を回そうとしている。思わず叫んだ。「全っ然寝られへん!」すると中国語で何かブツブツ喋っている。「日本語でしゃべれや!」彼は黙って部屋に入って行った。洗濯機が回される最後のスイッチは押されなかった。そう、それは私の完全勝利を意味するのであった。睡眠と共にもたらされた勝利であった。