白ロム携帯:不正買い取り 1280台を押収

白ロム携帯:不正買い取り 1280台を押収
不正取得された「白ロム」の携帯電話を買い取ったとして、東京都豊島区の販売店が盗品等有償譲り受け容疑で家宅捜索を受けた事件で、県警は16日夜、販売店の事務所などから商品の白ロム携帯電話約1280台を押収した。ほとんどは箱が付いた未使用の状態で、最新機種が多いという。県警は、持ち込んだ客が初めから転売目的で不正に契約したものも含まれるとみて調べる。

 一方県警は、客が忘れていったという運転免許証と健康保険証、住基カード計約30通も押収した。偽造されたものもあるとみられる。

 捜査関係者によると、店側は県警の任意の聴取に対し「買い取り客は『不正契約で入手した商品は買い取りを断る』などと書かれた文書に署名しており、違法ではない」という趣旨の説明をしているという。

 捜査関係者の一人は「不正取得の疑いがあっても買い取る業者がいるから、詐欺行為をして取得した後に転売する人が後を絶たない。買い取る業者が詐欺を助長する『犯罪インフラ(基盤)』になっている」と指摘する。
http://mainichi.jp/area/kanagawa/news/20120518ddlk14040290000c.html