マケプレ〈上〉 (幻冬舎文庫) 真仙 仁

ダミー会社介して転売、中古重機販売で所得隠し

大型クレーンなどの中古重機を売却する際、ダミー会社を介在させる手口で売り上げの一部を隠したとして、重機リース会社「佐竹重機」(茨城県鹿嶋市)が、関東信越国税局から2011年8月期までの7年間に約2億5000万円の所得隠しを指摘されていたことが分かった。

 ほかの経理処理を含めた申告漏れ総額は約4億円。重加算税などを含む追徴税額は約1億5000万円とみられる。

 関係者によると、クレーンのリースなどを手がける佐竹重機は、古くなった重機を年5台程度、東京都港区の買い取り業者に売却していたが、その際、知人が作ったダミー会社に、通常の価格より大幅に安い値段でいったん売り、その後、通常の価格で買い取り業者に転売させていた。差額分は、知人からキックバックを受けていた。
http://news.livedoor.com/article/detail/7260025/?type=top


せどらーAさんの本を、古書店主Bさんが251円で買いました。
Bさんは「オレはせどりが気に入らないんだ。せどりは乞食。古書店主は万物の神的存在だ。オレが今までどれだけミシマをタテバに流し込んだか分かっているのか。それはそうとこの本は天地が研磨されているから気に入らない。返品だ。」として、返品とお詫びを求めました。


Aさんは心からあふれだす誠意の気持ちを形に示そうと、下記の金額を返金することにしました。
・注文金額の全額 251円
・返品配送料の任意支払 1,500円
・その他の任意支払 2,000円

返品配送料の任意支払:
購入者が負担した返品時の配送料に対する任意支払を行う。


その他の任意支払:
購入者に誠意を示す目的で追加返金する。


ところが実はAさんとBさんは顔見知りで、Bさんの捨て垢と、プリケーを持たせて古雑誌を回収させているルンペン部隊の通帳が大活躍していたのです。


他にもCさんやDさん、Eさんと共謀し、同様の手口で返金行為を重ねていて、コンビニ決済で注文して返金分をギフト券で受けとるなど、熟達した手口で法の網をかいくぐる者たちの前に東京国税マーケットプレイス特別監査室室長が立ちはだかるのであったー。



〜登場人物〜
せどらー…生活苦からダークサイドに身を投じる。
古書店主…複数のホイッターアカウントを操るが実は操られている。
凄腕プログラマー…通称:ミカ・ハッキネン。口癖は「プレグマッチアール」
教祖アベシ…多数の信者を獲得。自身が派遣社員との疑惑がある。
古書ウナギドッグ堂 慶良間の青い海に挑戦!…古書業界では有名なブログ。今後のやり取りが隠語でやり取りされている。素人にはバカが罵り合っているようにしか見えない。