キャットワズデッド

朝、いつもと違うブックオフへ売りに。
今回のメインはヤケのキツイ法律雑誌200冊ほどと、私物秘蔵雑誌。3年前ぐらいに全部集めるぞ!と息巻いていたちくま文学の森も手放すことにした。全然読まないし、一冊しかないから。

ヤケはダメ元なので期待はしていないが、ダンボールの一番底に普通の雑誌を敷き、いったんヤケヤケ雑誌を取り出さないといけないという心憎い演出を試みた。全返しだった。私物に関しては古いものは返され、比較的新しいものは10円で買い取ってくれた。この【雑誌:10円】というのはヤケシミ次第でどうとでもなるので、なかなか奥深いと思う。私物は私物なので名残はあるが価値はない。思い出よりもスペースが必要だ。

そういえば思い出した。せどりのせの字も頭になく、とにかくカネがなく困窮した時期があり、ワラにもすがる思いでマスターキートンのワイド版全巻セットをブックオフに出した。90円だった。その時の気持ちと、何かが似ているような気がする。あまり思い出したくない記憶だったのに思い出してしまった。もしかするとそれが後世のせどり生活への布石になっているのかもしれない。( ´_ゝ`)フーン

先日から何度も試しているヤケシミ物件を今日も試してみたが、やはりダメなので最後の店で廃棄してもらった。

結局、
・400冊持ち込み
・115冊買取
・285冊廃棄
・合計買取金額 2,150円
だった。あれっ?生活できひんわ。


夕方から外界へ用事。
用事が終わってからブックオフへ行った。直帰するには交通費が惜しい気がしたから。労務管理とハカー日本のまとめ売りの痕跡が見られたが残滓しかない。カリカリにめくった黒値札なんかを見て、ああまだこういう人っているんだと思いながらなんとなく買っていると、蛍の光が流れてきた。初めての蛍の光だった。

ブックオフの店内や、帰りの電車でひどく気持ちの悪い大げさな咳をする人の口から飛び出す見えない飛沫を「感染列島」のウイルスが飛び散るあのイメージで眺めていた。

AKBから出家した次世代の瀬戸内寂聴が誰かに似ていると思っていたのだが、やっと名前が出てきた。京野ことみだ。そっくりだ。稲森いずみが大人気だったあの頃の京野ことみだ。