楽天イングリッシュ

 1階の受付で手続きをすると、社員が上層階にある会見場まで誘導してくれた。案内されたエレベーターの中には英語のフロア案内マップが、いかにも来客に向けて“社内英語化してます”をアピールするように張ってある。

 エレベーター内にいる社員に、「社内の会話は、もう英語ですか」と日刊ゲンダイ本紙記者が日本語で問いかけた。

「……」

 社員は、まっすぐ前を向いたまま微動だにしない。もう一度聞いたら、ぎこちないジェスチャーで何か伝えようとしているが、こちらはまったく分からない。

「もしかして、英語しかしゃべっちゃいけないのですか」と問いかけると、彼は大きく頭を上下に振りうなずいたのだ。


英語だけの強制的な環境を作っています。1年から1年半で、全員が流暢な英語を話せるようになりますよ。私は楽観的に考えてます」(もちろん英語)と満足げな笑顔を見せる三木谷社長だったが、会場の記者は同時通訳用イヤホンで聞いており、本人のニュアンスは伝わらない。

 帰りのエレベーターの中も、同じように無言の別の社員が立ってるだけ。


 それにしても、英語がしゃべれないからとジェスチャーしてみせたり、ボソボソと話す社員ばかりでは今後が心配だ。
http://news.livedoor.com/article/detail/4934788/




これからも英会話の本がバンバン売れてくれるといいですね。