アマゾンが佐賀県鳥栖進出 物流センターを来年開設

アマゾンが鳥栖進出 物流センターを来年開設

 米インターネット通販アマゾン・コムの物流子会社アマゾンジャパン・ロジスティクス(千葉県市川市)は25日、佐賀県鳥栖市に物流センターを開設すると発表した。アマゾンの物流センターは九州初、全国で10カ所目。
九州の利用者に商品を迅速に発送するのが目的で、2012年中の開業を目指す。開業に伴い、従業員200−300人を地元採用する。

 物流センターの進出地は、アウトレットモールなどが立地する「鳥栖北部丘陵新都市」。ロジスティクス社によると、5階建てビル(延べ床面積約6万5千平方メートル)に入居し、書籍や家電を中心に取り扱う。

 アマゾンはネット通販の大手。九州で受けた注文も、九州域外の物流センターから発送していたため、九州では注文から受け取りまで1−3日程度かかっていた。鳥栖市に物流センターができることで、注文当日の受け取りが可能になる地域が出てくるという。

 同日、市役所で記者会見したジェフ・ハヤシダ社長は「(鳥栖は)高速道が近く、交通インフラが充実していることを評価した」と語った。

=2011/10/25付 西日本新聞夕刊=
http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/270139