ブックオフ・エリアマネジャー 守随大地さん ワンストップの便利さに気付く

 街中を歩くのが好きで、以前は妻と二人で、娘が生まれてからも休日は必ず街に出ます。ただ子供を連れていると使う体力が全然違って、すごく疲れちゃう(笑)。早い時間に家に戻るので、寄る場所も厳選するようになりましたね。子供がいる家族はどこも同じ状況だろうなと初めて考えるようになりました。
 全米6店舗のマネジメントとニューヨーク店店長をしています。5年前に赴任したときすでにニューヨーク店の店舗移動の話がありました。今後10年を見据えたとき、会社としては日本人、アメリカ人両方のお客さまに向けた店にしたいという思いがありました。この思いは日米のセクションを設け、二つの店が一つ屋根の下にある形として実現しました。新しい試みだったので、オペレーションは試行錯誤の連続でした。2年たって、それもようやく落ち着いてきて、今はお客さまがもっと利用しやすい店にすることに力を注いでいます。
 自分が子供を持ったことで、気付くことがたくさんあります。これまで都合上、地下にあった児童書コーナーを1階に移しました。「ストローラーを押すお母さんにとって不便だな」とずっと気に掛かっていたんです。また、子供を連れて歩くようになって、「ワンストップ」で買い物ができたら、今まで以上にお客さまにも喜んでもらえると考えるようになりました。
 本の品ぞろえが豊富で、安く買えて、売ることもできるのがブックオフの魅力。それを利用しながら、ワンストップで買い物ができるよう、人気雑誌やベストセラーは新刊を置くようにしました。携帯電話が日本語で契約できたり、子供が喜ぶゲーム、アイパッドキンドルの取り扱いを始めたのもすべて同じ思いからです。「捨てない人のインフラになる」というのが会社の使命。ブックオフは生活に必要だよね、と言ってもらえるようもっともっと便利にしたいですね。
http://www.ejapion.com/business/onoff/663

グローバルですね